最近おうちの子痩せてきていませんか?
今回のコラムの内容は「ワンちゃん・ネコちゃんの痩せてきた…」についてです。
《ワンちゃん・ネコちゃんの体重減少》
「最近うちの子が痩せてきたかも」そんな風に思うことはありませんか?
体重の1割を超える減少があると身体のどこかに異常がある可能性があります。
ご飯を食べているのに痩せてきている。その原因としては摂取カロリーの減少や、消化・吸収の異常、代謝の異常などが考えられます。同じ量の餌でも種類によって栄養素やカロリーがだいぶ違っています。その子の状態に合わせたご飯を選んであげたいですね。
下痢が続いていませんか?消化不良や吸収不良があると摂取できるカロリーが少なくなります。下痢の原因には寄生虫やアレルギーなど様々なものがあります。普段から便の状態をよく観察しておいてくださいね。
老齢の猫ちゃんでは甲状腺機能亢進症があると代謝が盛んになるため、食べていても痩せてきます。大声で鳴いたり性格が変わったりするのも特徴です。
また妊娠や子猫におっぱいをあげている場合にも体重は減ってきます。
忘れてはならないのは糖尿病です。太った子は要注意!!糖尿病は放っておくと糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こし、場合によっては命に関わることもあります。
またご飯を食べなくなってしまうと(食欲がなくなってしまうと)、当然痩せてきます。
心臓や肝臓、腎臓の状態が悪化していたり、副腎皮質機能低下症、癌性悪液質など、重病が隠れていることもあります。
普段から定期的に血液検査を受け、猫ちゃんの状態を把握しておきましょう。